YAMAHAの1000Mの再塗装を行いました。とても良いスピーカーです。フルメンテ、調音した1000Mならどんなセットにもほとんど対応できると思います。
しかし、スピーカーは音の良し悪しだけでなく、外観の美しさも重要になるところですね。しっかりと仕上げましたのでその様子をご覧ください。
作業前の外観

写真ではわかりづらいですがトップ材の経年劣化と大きな剥がれ、キズが多々ありました。
作業前の外観2
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天面は結構ひどいですね。スピーカーの上にオーディオを置いていたようです。せっかく音が良くてもお部屋に馴染まなければちょっぴりさみしいですよね。
ユニットの取り外しとキズの補修作業
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まずはパテを当てていきます。トップ材は同じものがなかなか入手しづらくなっています。全部張り替えるわけにもいかないので大きなキズはひとまず厚めのパテで埋めます。
キズの補修作業とパテの使い方
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次にパテを薄く削っていきます。スピーカーの肌触り、仕上がりももちろん重要なポイントですので他の部分と凹凸ができないよう滑らかに仕上げます。
大きな傷の補修
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ここまでトップが剥げてしまうと美観を損ないますね。トップ材がはがれかけている部分は専用接着剤を流し込みハンマーで時間をかけて軽く叩いていきます。接着剤を泡状になるまで叩いていくことで綺麗にはりなおすことができます。
パテを使った加工と下地処理
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パテをもう一度加工していきます。パテは下地になりますのでこの段階で本体と馴染むように木目加工をしていくことで最終的に外観上は全く分からなくなるのです。
むしろ、この加工をしないと仕上げた時にパテの部分だけ馴染まないので外観上分かりにくくても触ると分かってしまいます。
マスキング処理と外周加工
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重要なのがサーフェイサーです。丁寧に均一に吹きかけることでより下地がしっかりしてきます。その前にマスキング処理を行い、下地を均一にしていきます。この上で木目の加工をさらに行っていきます。
サーフェイサー処理
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下地が出来ているかの確認していきます。均一でない部分はペーパーを当て再度サフを吹いて確認していきます。
ツィーター周りの再塗装
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サビやくすんでいる部分を研磨したうえで均一化し、マスキングを施したうえでサーフェイサーを吹き確認します。
スコーカ―周りの再塗装
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ガイドは外して裏打ち処理し形を修正します。本体はしっかりマスキングして研磨後、サーフェイサーを吹き塗装をかけていきます。
エンクロージャーの塗装
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塗装を始めます。厚塗りは美観を損ねますので薄く、最も仕上がりの良いラインまで仕上げます。
背面の塗装
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さらに背面も同じ要領で綺麗にしていきます。ご希望であればビスや細かい部品も交換します。せっかくなら何でも綺麗にしたいですもんね。そのこだわりにもトコトンお付き合いします。
ユニットの取り付け作業
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ネジも再塗装し、エンクロージャーを痛めないように慎重に取り付けていきます。
完成
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新品のような美しさです。
どうでしょうか?お気に入りのスピーカーをいつまでも使っていたいならリフィニッシュをお勧めします。アンプやデッキ、オープンリールなども再塗装できますよ。こうやって綺麗に仕上がると私たちもとてもやりがいを感じます。
是非お店に遊びに来て下さい。ご覧いただきありがとうございました。
オーディオ修理担当 寺田明弘


























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